レポートに学ぶ
第72次教育研究三重県集会 第18分科会 平和教育
支部名 |
レポート名 |
概要 |
三泗 | 世界情勢の調べ学習を通して多面的・多角的に学ぶ | 一人1台端末を使用して、ロシア・ウクライナの戦争を、多面的・多角的な視点からとらえ、学習をすすめた。本実践の平和作文のとりくみでは、それぞれが自分があらためて知った戦争の恐ろしさや平和の尊さ、そして、生徒自身がこれから何をもってすすむべきか考えるきっかけとすることができた。 |
三泗 | 戦争当時や戦後の県地区のくらしの様子,人々の思いを知ることから考える | 終戦時、県小学校3年生だった体験者の話を聴いた。当時の学校や食事などのくらしのようすを調べたり、家族やなかまとどのように乗りこえてきたのか考えたりしたことで、当時のようすがより具体的にイメージできるようになった。また、体験者の方が遺族会会長となり、現在も活動や講話をしている理由を考えることで、自分たちにも何かできないか、知ったことや学んだことを伝えたいという思いを高めることができた。 |
鈴鹿 | 「自分たちで平和を築くために」~鈴鹿にも戦争があった~ | 「総合的な学習の時間」で地域の戦争遺跡について調べ学習をおこなった。地域の人から話を聞いたり、直接めで見たりしたことを、3年生にむけて発信した。自分たちの住む国で戦争があった事実を自分ごととしてとらえ、平和にむけて行動していくにはどうしたらいいのかを考えた実践である。 |
津 | 平和な世界を創っていくのは私たち | 中学3年生で平和学習にとりくんだ。戦争を経験した人のお話を聴き、戦争が最大の人権侵害であることを知ったのち、わたしたちが平和な世界を実現するためにできることは何かを考え、人権劇等のとりくみをおこなった。〝誰かがしてくれる″ではなく、自分が主体者となることの大切さを知った。 |
松阪 | 「命がうまれる」の授業 | 5年生の理科「人のたんじょう」の単元で、生まれてくる命の尊さと、奪われる命のことを学習した。母親が外国人でコンプレックスのある児童Aの自尊感情へアプローチした実践でもある。平和、人権、生と死。小さなとりくみのなかにたくさんの想いをこめた実践報告。 |
度会 | 「へいわとせんそう」 | 小学3年生の特別活動の時間で「平和」とは何か、「戦争」とは何かを考えた。また、谷川俊太郎の詩集「へいわとせんそう」の読み聞かせをし、平和の大切さ、戦争のつらさについて深く考えた実践である。 |
紀北 | 先生、尾鷲でも本当にあったん? | 本校の第6学年は、総合的な学習の時間に平和学習をすすめている。戦争のない日本で、今を生きる子どもたちにとって、戦争とは何か、平和とは何かを、自分たちの地域と関連づけて学習した。そのなかでの子どもたちの気づきや子どもたちがICTを使ってまとめた内容を報告する。 |
名張 | みんなで考える平和教育 | 名張市の平和部会では、子どもたちが戦争や平和を自分ごととして考えられる授業をめざして、さまざまな校種、学校の教員が集い、教材を工夫したり授業展開を考えたり、地域の資料について調べたりしている。そのなかで、2022年度にとりくんだことや成果と課題を報告する。 |
これまでの県教研 第18分科会 平和教育レポートより(日教組 教育研究全国集会報告リポート)
第71次県教研(2022年) | ||
津 | 「広島の祈りを私たちがつなぐ」 | 広島への修学旅行を軸に、平和の尊さを国児分校の視点で学んだ。被爆体験者や伝承者が語る戦争の悲劇を、自分たちを支えてくれる関係者たちに自分たちの力で表現し、これからの自分の生き方や考え方を語った。戦争の悲劇を次世代に伝えていく一人として生きていくことを誓う。 |
第70次県教研(2021年) | ||
伊勢 | 総合学習、学級活動や学年通信を通して、「平和」を守り、「人の心」を育てる主権者つくり | 昨年度よりもち上がりの現2年生221人と、今とこれからをともに生きていくには何が大切なのかをともに学習している。その過程で、彼らの『平和を守り育てる』とりくみの1・2年次の活動を簡潔にまとめたものである。生徒個々の成長は大きく見られるが、まだまだ集団としての意識の高まりは高くないのが実情である。 |
第69次県教研(2019年) | ||
松阪 | 「ちいちゃんのかげおくりに込めた平和への願い」 | 3年生の国語科教材「ちいちゃんのかげおくり」で実践した平和教育の実践を報告する。教科書から発展して戦争体験をされた方のお話や映像、教材では絵本の挿絵をもとにした授業実践など、とにかく夢中でとりくんだことを報告する。 |
第68次県教研(2018年) | ||
三泗 | 戦争と公害は ツナガル | 四日市の第二海軍燃料廠跡地にコンビナートが建設された。そして四日市公害が発生する。四日市ぜんそくで亡くなった少女を描いたマンガ「ソラノイト」を読み深めながら「戦争と公害はツナガル!」と考えを深めていった過程を「四日市に投下された模擬原爆パンプキン」の調査とともに報告する。 |
第67次県教研(2017年) | ||
名張 | 2016年5月27日の想い ~子どもと共に学ぶリアルな平和教育のあり方を考える~ | 教員自身が平和教育について悩むなか、2016年5月27日にオバマ大統領が広島を訪問する。この訪問を機に、子どもたちに平和教育をリアルに感じ、これからの平和に目をむけていけるようなとりくみを、さまざまな声を聞きとり、子どもとともに学びながらめざしていく。 |
第66次県教研(2016年) | ||
度会 | 伝えよう平和へのメッセージ ~授業や学校行事を通して平和への思いをつなげよう~ |
戦後70年をむかえた節目の年。子どもたちは夏休みの課題で、戦争について意欲的に調べた。休み明けには、調べたことを交流しながら平和について考えていった。そして、個々に持った平和への思いを伝えようと、文化祭発表に向けて取り組んでいった。 |
第65次県教研(2015年) | ||
三泗 | 6年生の子どもたちと「戦争の半世紀(1894年から1945年)」と「これから」を考える | 国語学習で戦争と平和について考えた意見文を書き考えを深めあった。地域の8人の方の戦争体験の聴きとりを行い、聴きとったことを絵本にして全校・保護者に発表した。社会科学習では日清戦争から50年以上の戦争の歴史を学び、再び戦争を起こさないためのきまり(憲法)について考え合った。 |
第64次県教研(2014年) | ||
伊勢 | 戦争と平和を語り継いでいく者として | 第一部は、小3担任の日常的な実践報告。第二部は、他校で平和集会の講師として話した報告。ともに「平和を大切にする子どもを育むために、戦争を経験していない者が、どう語り継いでいけばよいのか」という報告。 |
第63次県教研(2013年) | ||
伊賀 | 親子で感じる「戦争」「平和」「命」「家族」の大切さ ~親とともにすすめた平和学習の取り組み~ |
沖縄修学旅行事前学習から、保護者とともに平和学習をすすめてきた。修学旅行当日、沖縄戦を肌で感じたその夜に、内緒で書いてもらった「家族からの手紙」を読んだ生徒たちは「平和」「命」「家族」の大切さと感謝の思いを素直に表現していった。 |