レポートに学ぶ
第70次教育研究三重県集会 第18分科会 平和教育
支部名 |
レポート名 |
概要 |
亀山 | 子どもたちが身近に感じる平和学習 | 本校では、平和を考える姿勢を養うことを目的に、毎年原子爆弾が投下された8月6日に登校日を設け、平和について子どもたちとともに考えている。本授業では、戦争孤児を題材に、平和や自分たちにできることについて考えた。 |
鈴鹿 | 未来の平和を考える 〜たねと水をまく人〜 |
国語学習で戦争と平和について考え、平和を大切にする子どもを育むために、戦争を体験していない子どもたちがどのように戦争を知り、語りついでいくのか。まずわたしたち教職員が学び、子どもたちのたねに水をまけるようになることが求められている。未来の平和を子どもとともに考えた。 |
津 | 5年生国語教材「たずねびと」を活用した平和学習 ~Which型授業実践~ |
「たずねびと」は、主人公(楠木綾)が広島の原爆の悲惨さを知り、今ある平和とは何なのかを考えていく物語である。その物語で登場する人物のセリフは、原爆の悲しみを感じさせるのか、平和を感じさせるのかという課題を子どもたちに投げかけ、読みを深めていく授業実践である。 |
松阪 | 子どもたちに戦争、平和をどのように伝えていくのか | 小学校3年生の学級で、広島原子爆弾について、写真や絵本「しんちゃんのさんりんしゃ」を教材として学習した。一人ひとりが真剣に話を聞き、原子爆弾による被害のすさまじさや戦争のむごたらしさを知り、平和の大切さについて考えることができた。 |
多気 | 「語り継ぐ者」として学び、つながる ―地域の戦跡の教材化のために― |
明和中からほど近い場所にある旧陸軍士官用防空壕。転勤してすぐに出会ったこの貴重な地域資料を、いつか「平和教育」の教材にしたい。そのために教員自身が学び、地域の人々や同僚と話題を共有しながら、つながろうと試みたこの一年あまりの記録である。 |
度会 | 平和について考えよう ~戦争と福島から平和を学ぶ~ |
戦争の時代、原爆の放射線の被害にあって差別を受けた人々がいる。そして現代、原発事故による放射線の被害に遭い、同じように差別を受けている人々がいる。戦後70年を過ぎても変わらない差別や偏見に目をむけ、子どもたちと平和について考えたとりくみである。 |
伊勢 | 総合学習、学級活動や学年通信を通して、「平和」を守り、「人の心」を育てる主権者つくり |
昨年度よりもち上がりの現2年生221人と、今とこれからをともに生きていくには何が大切なのかをともに学習している。その過程で、彼らの『平和を守り育てる』とりくみの1・2年次の活動を簡潔にまとめたものである。生徒個々の成長は大きく見られるが、まだまだ集団としての意識の高まりは高くないのが実状である。 |
名張 | 行動化できる平和教育を | 平和の実現のために私たちが今できること 名張市のグループ研究部会(平和教育グループ)で、戦争を体験した語り部の方からお話を聞いたり、公開授業をしたりし、平和教育学習について研究をおこなった。活動を通して、戦争や平和について、まずは教員自身がすすんで周りの人に話したり、いっしょに考える仲間を作ったりしていくことが大切であると実感することができた。 |
これまでの県教研 第18分科会 平和教育レポートより(日教組 教育研究全国集会報告リポート)
第69次県教研(2019年) | ||
松阪 | 「ちいちゃんのかげおくりに込めた平和への願い」 | 3年生の国語科教材「ちいちゃんのかげおくり」で実践した平和教育の実践を報告する。教科書から発展して戦争体験をされた方のお話や映像、教材では絵本の挿絵をもとにした授業実践など、とにかく夢中でとりくんだことを報告する。 |
第68次県教研(2018年) | ||
三泗 | 戦争と公害は ツナガル | 四日市の第二海軍燃料廠跡地にコンビナートが建設された。そして四日市公害が発生する。四日市ぜんそくで亡くなった少女を描いたマンガ「ソラノイト」を読み深めながら「戦争と公害はツナガル!」と考えを深めていった過程を「四日市に投下された模擬原爆パンプキン」の調査とともに報告する。 |
第67次県教研(2017年) | ||
名張 | 2016年5月27日の想い ~子どもと共に学ぶリアルな平和教育のあり方を考える~ | 教員自身が平和教育について悩むなか、2016年5月27日にオバマ大統領が広島を訪問する。この訪問を機に、子どもたちに平和教育をリアルに感じ、これからの平和に目をむけていけるようなとりくみを、さまざまな声を聞きとり、子どもとともに学びながらめざしていく。 |
第66次県教研(2016年) | ||
度会 | 伝えよう平和へのメッセージ ~授業や学校行事を通して平和への思いをつなげよう~ |
戦後70年をむかえた節目の年。子どもたちは夏休みの課題で、戦争について意欲的に調べた。休み明けには、調べたことを交流しながら平和について考えていった。そして、個々に持った平和への思いを伝えようと、文化祭発表に向けて取り組んでいった。 |
第65次県教研(2015年) | ||
三泗 | 6年生の子どもたちと「戦争の半世紀(1894年から1945年)」と「これから」を考える | 国語学習で戦争と平和について考えた意見文を書き考えを深めあった。地域の8人の方の戦争体験の聴きとりを行い、聴きとったことを絵本にして全校・保護者に発表した。社会科学習では日清戦争から50年以上の戦争の歴史を学び、再び戦争を起こさないためのきまり(憲法)について考え合った。 |
第64次県教研(2014年) | ||
伊勢 | 戦争と平和を語り継いでいく者として | 第一部は、小3担任の日常的な実践報告。第二部は、他校で平和集会の講師として話した報告。ともに「平和を大切にする子どもを育むために、戦争を経験していない者が、どう語り継いでいけばよいのか」という報告。 |
第63次県教研(2013年) | ||
伊賀 | 親子で感じる「戦争」「平和」「命」「家族」の大切さ ~親とともにすすめた平和学習の取り組み~ |
沖縄修学旅行事前学習から、保護者とともに平和学習をすすめてきた。修学旅行当日、沖縄戦を肌で感じたその夜に、内緒で書いてもらった「家族からの手紙」を読んだ生徒たちは「平和」「命」「家族」の大切さと感謝の思いを素直に表現していった。 |